タイヤの空気圧は燃費や走行性、タイヤの減り具合と大きく関わります。
空気圧を低くすると、
タイヤと地面の接地面積が広くなるので、
コーナリングはスムーズになりますが、
その分、地面との摩擦が大きくなるので燃費が悪くなります。
空気圧が低過ぎてタイヤがたわんだ状態で使っていると、
両サイドが偏摩耗してしまうこともあります。
一方、空気圧を高くし過ぎると、
乗り心地が硬めになり、
タイヤの中央が偏摩耗してしまいます。
なので、
- タイヤの空気圧は月1回ぐらいの頻度でチェックし、
適正な値を保って使いましょう
というわけです。
純正サイズのタイヤの場合、
適正空気圧は運転席のドアを開けるとシールが貼ってあるので、
そこで確認することができます。
ワゴンRの場合、このような表示です
(155/65 R13の適正値は220 kPa)
月1回の頻度で空気圧のチェックをするかどうかは別として、
純正サイズの場合は適正値を知るのは簡単ですね。
しかし一方、
タイヤのインチアップなどで、
純正サイズではないタイヤを使う場合、
運転席のドアを開けたところに書いてある空気圧では問題アリです。
純正サイズよりも偏平率の低いタイヤの場合、
タイヤ内の空気が少なくなるため、
空気圧を高くしないと必要な負荷能力を確保できないのだそうです。
その状態で段差を勢いよく越えたりすると、
ホイールが歪んだりしてしまうこともあるようですね。
なので、タイヤを違うサイズに交換する場合、
まずはそのタイヤでの適正空気圧を知る必要があります!
そこで重要になってくるのが、
- タイヤのロードインデックス(LI)
というものです。
例えば、こちらの画像のタイヤでは、
サイズ表記が、
- 165/45 R16 74V XL
となっています。
この中で赤字にした74という数字が、
このタイヤのロードインデックスです。
自分のタイヤではどんな値になっているのか、
1度確認してみると良いかもしれません。
さらに、青字にした「XL」というのが、
タイヤ規格というのを表しています。
このタイヤのように「XL」と書かれているのは、
エクストラロード規格というのを表していて、
同サイズの通常規格のタイヤよりも、
高い負荷能力を持っているタイヤということになります。
ただし、通常規格で同じロードインデックスのタイヤと、
同じだけの負荷能力を発揮してもらうためには、
通常規格のものより高い空気圧が必要な場合があります。
下のリンク先にある
- 空気圧別負荷能力対応表
というものを見ればわかります。
⇒ http://www.hankooktire.co.jp/tire/ex/
(Hankookのサイトに飛びます)
エクストラロード規格についても、
少し書かれているので参考にしてみてください。
では、
- ワゴンR購入時に装着していたタイヤ
- 先ほどの低偏平タイヤ
この2つを同じワゴンRに装着するときの適正空気圧を比べてみます!
まず購入時に装着していたタイヤのサイズ表記はこのようになっていて、
ロードインデックスは、73です。
これは通常規格のタイヤなので、
ワゴンR純正サイズの適正空気圧220 kPaを入れると、
負荷能力は345 kg
ということになります。
では続いて、
先ほどの低偏平タイヤの場合ですが、
このタイヤの適正空気圧は、
- 345 kgの負荷能力を発揮できる空気圧
ということになります。
なので、エクストラロード規格の表で、
ロードインデックス74の行で負荷能力345 kgを探すと...
空気圧は260 kPaとなっています。
つまり、先ほどの低偏平タイヤをワゴンRに装着する場合は、
- 260 kPaの空気圧に設定するのが良い
ということがわかりました!
ちなみにこれはタイヤ1本の負荷能力なので4本では、
- 345 × 4 = 1,380 kg
の負荷能力ということになりますね。
車検証によると、
ワゴンRの車両総重量は1,040 kgなので、
タイヤが1本10 kgぐらいだとして、
- 1380 – ( 1040 – 10 × 4 ) = 380 kg
の人・荷物まで耐えられるということに...
いや、タイヤも自分自身を支えないといけないので、
- 1380 – 1040 = 340 kg
がボーダーでしょうか?
ということは...
体重90 kgの人が4人乗ったら重量オーバーですね(^_^;)
最後までご覧いただきありがとうございます。
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