秋になると、空には様々な種類の雲が現れます。
『うろこ雲』 や 『ひつじ雲』 などが有名ですね。
そして、これらの雲について調べてみると、
「うろこ雲などの特異な形をした雲は、地震の前兆だ」
とか、
「うろこ雲やひつじ雲が出たら、近いうちに雨が降る」
などということが書かれているのを多く目にします。
これらの言い伝え(?)は正しいのでしょうか?
うろこ雲
ひつじ雲
【地震雲というのは?】
地震雲というのは、
『地震が起きる前に出現すると言われている、変な形をした雲』
のことのようです。
地震雲について書かれたサイトなどを見ていると、
地震が発生する直前に、地殻に亀裂が入ると、
そこから電磁波が発生して、雲が変な形になる、
というようなことが書かれていたりします。
ですがこのような現象の相関関係は特に証明されているわけでもないので、
自分は都市伝説のようなものだと思っています...
もしかしたら今後、
地震雲の存在が科学的に証明されるかもしれないので、
今のところ何とも言えませんが。
【うろこ雲やひつじ雲は雨の前兆?】
こちらの言い伝えの方は、
調べていた限りでは、地震雲よりも信憑性がありそうな気がします。
そもそも、
うろこ雲やひつじ雲というのは俗称で、
『巻積雲(上空5,000~13,000m)』 や
『高積雲(上空2,000~7,000m)』 という、
上空の比較的高いところに、まばらに発生する雲のことなんですね。
うろこ雲やひつじ雲などは、
上空の低いところに発生し、雨を降らせるような『乱層雲』に連なって発生することが多いので、
うろこ雲やひつじ雲が見えたら1日後とか2日後に雨が降る、
というわけですね。
「うろこ雲やひつじ雲が雨の前兆」というのは、
かなり昔からの言い伝えなのだそうですが、
上のような説明を聞くと、何となくそうなのかな、
と思ってしまいます。
ちなみに、先日淡路島一周ツーリングに行ったのは
台風19号が関西にやってくる直前だったのですが、
鳴門海峡大橋でそのような雲を見ることができました。
台風が来たので当たり前ですが、
この後きっちり大雨が降っていたので、
『雲の予報』が当たったと言える...のかもしれませんね!
実際、この言い伝えは7割ぐらいの確率で当たるらしく、
現代の天気予報の的中率が約8割だということなので、
なかなかの高確率で当たると言えるのではないでしょうか。
昔の人は大したものですね!
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今日の地震の震源地である加須在住です。通勤前に空を見上げると凄い羊雲でした。普通秋に見られると聞きます。写メしようと思ったくらいです。残念。
羊雲が広がっていた次の日9月12日の朝地震がありました。