正月飾りといえば、
「門松」、「注連縄」、「鏡餅」などなど...
- 正月に神様を家などに迎え入れるための物
- 神様へのお供え物
などとして色々な種類があるわけですが、
近頃はほとんど見かけなくなった気がします。
日本人として正月の作法を知らないのもどうかと思いますし、
正月飾りを出しておく期間や処分の仕方について調べてみました!
自分が小学生ぐらいの頃には、
近所の家の玄関に注連縄が飾られていたり、
祖父母の家では鏡餅も出していたりしたものです。
昔は車にも注連縄を飾るのが一般的だったようですね。
ほとんど見かけた記憶はないのですが...(^_^;)
そもそも、正月飾りは神様を迎えるために出すものなので、
- 自分が大切にしている物に神様を迎え、
1年間守ってもらう
というような意味合いがあるようです。
昔、車に注連縄を付けることが多かったのも、
今ほど車が普及していたわけではなく、
日本人が家と同じかその次ぐらいに車を大事に思っていた
ということなのかもしれませんね。
それでは、正月飾りの作法について書いてみます!
まず正月飾りを出す時期ですが、
『松迎え』(門松に使う松を取ってくる日)
とされる12月13日以降に出すのが習わしです。
とはいえ、25日まで世間はクリスマスムード一色。
正月飾りを出すには早いということで、
26日以降に出すのが良いようです。
しかしここで注意したいのが、
12月26日以降でも正月飾りを出すには縁起の悪い日があるということです。
それが29日と31日。
29日は「二重苦」という言葉を連想させたり、
9が付く日の末日ということから、
「苦しみを待つ(松)」と言う意味に繋がります。
また、31日は「一夜飾り」などと呼ばれ、
神様に対して誠意がないということで、
それぞれ縁起が悪い日とされています。
なので、正月飾りを出す日としては、
12月26日~28日が最適。
無理なら12月30日ということになります。
では正月飾りを取り払う時期ですが、
『松の内』(元旦~1月7日の期間)
が過ぎてから行うのが習わしです。
鏡餅は1月11日の『鏡開き』で、
手や木槌で割って雑煮などに入れて食べます。
(刃物を使うのは切腹が連想されるので良くないとか)
他の正月飾りは、
通常1月15日(小正月)に行われる、
『どんと焼き』に参加して燃やしてもらうか、
近くの神社に納めるのが良いようです。
そのまま燃えるゴミとして捨ててしまうのは、
バチ当たりなので避けるべきでしょう。
せっかく正月飾りを出して神様を迎えておいて、
そのような縁起物を無下に扱うようなことはしたくないですね。
ちなみに、この「どんと焼き」という行事、
ほとんどの地域で1月14日か15日に行われるようですが、
その火にあたったり、その火で焼いた餅や団子を食べれば、
1年間健康に過ごせると言われています。
正月が明けて何かと忙しい時期ではありますが、
時間があれば参加してみたいものですね!
そして、アパート住まいの自分にとっては車の方が大事かもしれないので、
正月には注連縄を付けるのもアリかなと思いました!
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