車高調の取付、車高の調整をしたので、
アライメントを調整しておきます。
パーツの劣化や損傷によって狂うことがあるようですが、
車高の上げ下げによっても狂ってしまうホイールアライメント。
そのままの状態で走っていると、
タイヤの偏摩耗(片減り)や走行性能・燃費の悪化に繋がるので、
調整しておくに越したことはありませんね!
ショップにお願いすると、
数万円かかってしまう「アライメント調整」
その分、「正確に」調整してもらえるとは思いますが、
自分で「ある程度の」調整ができるのであれば、
今後の勉強のためにもそちらを選択します。
ワゴンRで調整できるのは、『フロントのトー角』
(他の車はわかりません)
フロントタイヤを上から見た時の、
進行方向に対する角度のことですね。
操縦性などに大きな影響を与えます。
簡単な図を作ってみました
図の状態は『トーアウト』
タイヤの前側が後側に比べて広がっている状態です。
走行中、路面との摩擦抵抗によって、
車のタイヤには前開きになるようなモーメントが働いているそうなので、
この状態では前開きが加速することになりますね。
なので市販車の多くは、
あらかじめ『トーイン』の調整にしているのだとか。
しかし車高を下げると、トーアウトの方向に変化してしまいます。
その辺りのメカニズムをキッチリと理解できていないので、
はっきりと断言はできないですが、
おそらく、
「車高を下げればトーアウトに向かう」
ということで合っていると思います...
とにかく調整が必要です!
図のように、ホイールの後ろ寄りに付いている
「タイロッド」の長さを変えることで、
トー調整を行ないます。
タイヤを外してタイロッドを覗き込むとこんな感じ↓
調整していくタイロッド
作業としては、
- 赤丸を付けた19 mmナットを緩める
⇒ ナットの奥のタイロッドを12 mm六角レンチで回して長さを調整する
- 相当固く締め付けられている
- タイヤハウスの中が狭いので力が入りにくい
という感じで、緩めるのに苦労しました。
自分は、画像の特大モンキーレンチを使って緩めることができました。
ナットが緩んだ状態
ナットが緩めばタイロッドの長さを調整していきますが、
その時、手前のロッドが回らないよう固定しておくのを忘れずに!
自分がタイロッドをどれだけ回転させたのか、
わからなくなりますので。
そしてタイロッドを回す方向に注意!
タイヤの方から見て、
「時計回り」が「タイロッドの伸びる方向」なので、
それすなわち「トーインになる方向」です。
そして、車高調整の時にはタイヤを外さずに作業できる方法を書きましたが、
アライメント調整もタイヤを外さずにできます!
ジャッキアップも必要ありません!
- 右のタイロッドを調整したい ⇒ ハンドルを左に切る
左のタイロッドを調整したい ⇒ ハンドルを右に切る
これで、タイヤとフェンダーの隙間から
タイロッドに手が届くようになります。
作業はこれだけなので、非常に単純なのですが、
- ミリ単位での調整をしなければならない
- ロッドを1回転回すと、数値が劇的に変化する
ので、テキトーに回しちゃうと大変なことになってしまいます(笑)
自分も1回、調整したいのと逆方向にロッドを回してしまい、
数値を測ってみてビックリ!
ということがありました(^_^;)
さて、アライメントの調整と並行して、
タイヤの前側と後側の長さ(赤矢印と青矢印)を
測っていくわけですが、自分はこのようにしました↓
フロントタイヤの両サイドから木の板を当て、
左右の板の間の長さを、板の前後から測るという方法です。
ちゃんとした機器を使った測定ではないので、
あくまで「ある程度」ですが、調整しないよりマシ!
なはず!笑
そして、この調整方法では、
何度も調整と測定を繰り返すことになるので、
根気強さが不可欠です。
自分も何回調整したか覚えていません(笑)
最終的には、
左右タイロッドを390°ずつトーイン方向に回し、
- 前側:1500 mm
後側:1501 mm
と、1 mmのトーインで調整を終えました。
ハンドルセンターがまだ少しずれているので、
時間ができたら調整しようと思っていますが、
「ある程度」で妥協することも大切です(笑)
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