塗装に慣れないうちは塗料を吹き付ける加減がわからないので、
厚く塗り過ぎて垂れてしまったり、
薄く塗り過ぎてブツブツになってしまったり、
一定の厚さで塗ることができずにムラができてしまったり...
最初は失敗して当然なので、
丁寧に練習を重ねて慣れるしかないのですが、
自分がバンパーの塗装をしてみて感じたことをまとめてみます。
これから塗装を始めようという方に参考にしてもらえると嬉しいです!
まず塗料をスプレーする前、
- 塗装面の研磨
- ホコリの除去
- 脱脂
は欠かせません。
研磨をすることで細かい傷を付け、
塗料の乗りを良くすることができます。
段階的にサンドペーパーの目を細かくしていくと良いでしょう。
下準備が整ったら塗料をスプレーしていきます。
市販のスプレー缶にも説明が書いてあると思いますが、
使用前には缶を数十秒良く振り、
中身をしっかりと混ぜてからスプレーします。
また途中で手を止めたら、
もう1度良く振ってから作業を再開します。
そして基本はこのように、
スプレーを平行に移動させながら塗料を吹き付けていきます。
重要なポイントはいくつもありますが、
塗装初心者にとって1番重要なのは、
- 塗料の「吹き始め」、「吹き終わり」、「折り返し」が、
必ず塗装面の外になるようすること
だと自分は思います。
自分は完全に「貧乏性」なので、
- 塗装面からはみ出た塗料がもったいない
などと考えてしまうのですが、
そこは、
- 塗装に失敗して何度もやり直す方がもったいないことをしている
と自分に言い聞かせてやっていきましょう!
また塗料をスプレーするとき、
噴射口は塗装面から15~30 cmほど離して、
- 一定の距離を保ったまま、
一定の速度で缶を動かしていく
と、全体に均一に塗料をスプレーすることができます。
ただ、一定の速度というのが中々難しく、
ゆっくり動かし過ぎると厚塗りになってしまうし、
早く動かし過ぎると薄塗りになってしまいます。
薄塗りになってしまった場合は、
その後に重ね塗りをすれば良いので、
慣れないうちは少し早めに、
だんだん動かすスピードを遅くしながら、
綺麗に塗装できる感覚を身に付けましょう!
厚く塗り過ぎて塗料が垂れてしまった場合は、
- サンドペーパーで研磨して段差をなくす
という修復作業が入ってくるので少々厄介です。
修復作業中、少し強めに研磨してしまうと、
簡単にパーツの下地が見えるところまで削れてしまうので、
慎重に研磨する必要があります。
特に「パーツの角」など尖っている部分は、
自分では全然力を入れていないつもりでも、
すぐに下地が見えてしまうので気を付けましょう。
慣れていないと、
厚塗りになって垂れてきたのがわかったときに、
- 焦ってティッシュなどで拭き取ろうとする
などの行動に出てしまいがちですが、
このようなことをしてしまうと、
その後の修復作業がさらに面倒になってしまいます。
落ち着いて1度完全に乾燥させてから、
丁寧に修復を試みるようにしましょう!
では実際に、
自分がワゴンRのリアバンパーを塗装したときの様子を、
少し書いておきます。
ワゴンRのリアバンパーです
このバンパーを塗装するのですが、
- 基本通り塗装面上を平行にスプレーする
と考えると、
このような方向でスプレーしようと思うかもしれません。
自分は最初そうしました。
そのようにしてプラサフをスプレーしてみたところ...
このようにムラができてしまいました(笑)
塗装面の上で塗料の噴射を止めたくはなかったので、
バンパーの下側を移動しながらスプレーしていたのですが、
移動距離が長くなってしまうので直線的にスプレーするのは難しい(^_^;)
さらに、
- バンパー形状は複雑なので塗りにくいという
という問題もありました。
そこで、スプレー缶を動かす方向を変えることにしました。
これなら1方向で動かす距離が短くなるので、
バンパーの形状に合わせてスプレーする向きを変えながら塗装することで、
ムラなく均一に塗装することができました!
最後にもう1度、
塗装初心者の自分が思う、
- 塗装スキル上達のために大事なこと
を書いておきます。
ケチケチせずに作業を楽しみましょう!
最後までご覧いただきありがとうございます。
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とても勉強になりました。
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