ワゴンRのATFを交換!【後編】

ネットを見ていると、

20,000km毎に交換
廃車まで無交換で大丈夫

など意見が分かれている

ATF(オートマチックトランスミッションフルード)

交換するなら上手くやらないと、
逆にミッションを壊してしまうことになるという話も見かけます。

ただ、オイルなので交換した方がミッションは長持ちしそうな気がしますし、
交換後は劇的に燃費が良くなったりするらしいので、

自分もATFを交換してみることにしました!

記事は2つに分けましたが、ここからは後編です。


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参考:
ワゴンRのATFを交換!【前編】


前編ではオイルパンを外して清掃し、
ATFを抜けたのと同量補充するところまでいきました。


さてここから、しばらく走行してフラッシングしていくわけですが、
自分は50km程度走行しました。

ATF交換は初めてだったので、
途中でATF漏れ等のトラブルがあってもすぐ対処できるように、
交通量の少ない道を選びました。


フラッシングが終わったら、
もう一度ドレンボルトからATFを抜き、
オイルパンを外して清掃します。



ATF新旧比較2回目(左:旧、右:新)

古いATFの黒さが1回目と変わっていないような...

とはいえ、さらにもう1回フラッシングして
交換できるほどATFを準備してはいなかったので、
今回はフラッシング1回で終わることにしました。


ということで、いくつか部品を新品に交換しておきます。


まずはドレンワッシャ


左:新品、右:中古

これはエンジンオイル交換のときに使うのと同じものです。



次にストレーナー


赤丸の場所にあるフィルターのことです



少しゴミが引っ掛かっています(ボルトは10mm)

ストレーナーの網目がゴミで詰まってしまうと、
十分にATFを吸い上げられず、
変速不良車速が上がらないということになるようです。


逆にストレーナーの網目が破れたりしていると、
大きなゴミをそのまま吸い上げてしまうので、
それがギアに挟まったりしてミッション破損の原因になるのだとか...


そんなわけなので、
ATFを交換するときはストレーナーも新品にしておきましょう!



ストレーナーを外すと、少しATFが漏れてきます



一見綺麗ですが、破れたら嫌なので交換します



ストレーナーはATFと一緒にディーラーで注文しました



あとは液状ガスケット


ThreeBond 1207B」というやつを使いました

オイルパンの淵に液状ガスケットを塗っておかないと、
後々ATFが漏れてくることもあります。

少し値段は高いですが、
ATFが漏れ出すと面倒なことになるので、
安心を買った感じですね。


古い液状ガスケットをできるだけ除去した後、
オイルパンの淵に途切れることなく塗っていき、
丁寧に組み付けるようにしましょう。

量ですが、オイルパンのボルトを締めたとき、
ほんの少しはみ出してくるぐらいでいいと思います。


液状ガスケットは固まるまでに時間がかかるので、
オイルパンの組み付けまで終わったら、
ATFは補充せずに一晩置いておきました。



液状ガスケットが固まったら、
最後にATFを規定量まで補充します。


ここでATF量の測り方ですが、

  1. ATFを温めるために10~20分走行
  2. 停車してギアをPに入れる
  3. エンジンは切らずに、レベルゲージを抜いてウエスで拭く
  4. もう一度レベルゲージを差して抜き、レベルを読み取る

という感じです。


ATFの温度が低かったり、
エンジンが止まっていると、
正確にATF量を測れないので注意が必要ですね。



エンジンオイルのレベルゲージより読み取りやすかったです


エンジンオイルの場合は下限寄りにしておくと、
燃費が良くなったりするらしいですが、

ATFの場合はどれぐらいが良いのかわからなかったので、
とりあえずセンター付近で合わせておきました。



というわけでATF交換は完了です!

交換後1週間ぐらいはオイルパンやドレンボルトの位置から
ATFが漏れてきていないか気にしておきましょう。


初めてということもありけっこう時間はかかりましたが、
ATF交換後は変速時のショックがかなり減り、
燃費も良くなりました!

自分で作業する場合はトラブルがあっても自己責任ですが、
無事終われば、車への愛着がさらに湧いてきますよね。

チャレンジしてみようという人は参考にしてみてください!


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9件のコメント

  1. 吉村研一 2018-12-09 19:32 返信

    オートマオイル交換、前編、後編、見せて頂きました。何キロ位で交換されたのでしょうか?交換後の調子等はどうでしょうか?私も見よう見まねである程度は頑張っているおじさんです、オートマオイル交換だけは手を出したらいけない領域だと思ってましたが拝見してやる気が出てきました。
    いいお手本を有り難うございました。

    • tentohmushi21 2019-01-26 11:10 返信

      コメントありがとうございます。
      ATF交換したのは、中古で購入後30,000km(ODOは70,000km)でした。
      前オーナーまでに交換していたかは不明です。
      自分の場合は、交換後15,000km以上走行していますが調子よく、問題は発生していません。
      交換後の走行距離も伸びてきたので、またそろそろ交換した方がいいかなと思っています。

  2. アニキ 2019-01-21 07:34 返信

    最後まで読みました…かなり大変そうでちょっとためらいますね〜1度オイルを抜いたら最後…途中でやめたとかムリだ〜とか出来ないので読んでるだけで緊張してきました

    • tentohmushi21 2019-01-26 11:22 返信

      初めてのATF交換で見様見真似だったというのもありますが...
      正直言ってかなり大変でした(笑)
      特に問題なく動いているなら、無理に手を出す必要もないかもしれませんが、
      問題が出てから手を出していたら、“時すでに遅し”かもしれません...
      難しいところです。
      ただ、無事交換が終わって問題なく動いていることが確認できた時は嬉しかったです。

  3. 西村 2019-09-19 19:51 返信

    初めまして。
    見せて頂きました、私も、変速時のショックがけっこう大きいので参考にさせて頂いて、交換してみようと思っていますが、
    1つ、質問させて下さい、1回目のオイルを抜いて、オイルパンを組み付ける時、新しい液状ガスケットをつけるのでしょうか?
    宜しくお願いします。

    • tentohmushi21 2019-09-28 01:32 返信

      コメントありがとうございます。
      自分は液状ガスケットをつけたのは最後の1回だけにしました。
      1、2回目は少し走ることだけが目的なので、ちゃんと締めていれば
      漏れてくることはないかなと思います。
      仮に漏れてきたとしてもちょっとだけなら大丈夫でしょう(笑)

  4. 吉永 2021-10-07 17:32 返信

    大変参考になりました、ありがとうございます。今回、訳あって廃車にしていたMC11Sを復活させております。質問が1点あります。エンジン掛けるときギアはニュートラル状態のままですか?Dレンジに切り替えたりしましたか?ご回答宜しくお願いします

    • tentohmushi21 2021-10-16 17:30 返信

      コメントありがとうございます。
      エンジンを掛ける時ですが、ニュートラル(Pレンジ)のままです。
      試しにほぼATFが抜け切った後Dレンジに切り替えてみたのですが、
      ATFがさらに抜けることはなくタイヤも回らなかったので、
      ギアを切り替える必要はなさそうです。

  5. 工藤 2022-07-26 15:20 返信

    今日ATF交換を行いました(中古車H22年式のMH23S、走行距離40,100km)。
    前編、後編とも非常に参考になりましたので、交換の要領はよく理解できました(有難うございました)。
    ドレンボルトを緩めるのが一番大変でした。今回はオイルパンを外すことなく、下抜きで抜いては上から入れての繰り返しを5回ほど行いました。下抜き中エンジン掛けてからドバドバ抜けた感じがしました。次回も懲りずに今度はオイルパンを外してご紹介いただいたとおりに実施したいと思います。交換後はフィーリングはそんなに変わった感じはしませんが、問題なく走行できています。

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